世の中には戦略コンサル、経営コンサル、ITコンサルなど、様々なコンサルティングファームがあります。
事業の中長期の成長戦略を描いたり、基幹システムの刷新に関するパッケージ導入を進めたりと、幅広いコンサルティングファームの役割ですが、その内部の役職は共通していることがほとんどです。
今回は、その役職として、「アナリスト」や「アソシエイト」と呼ばれる新米コンサルタントが最初に歩む役職(ランク・タイトル)について、ご紹介します。
そもそもコンサルの役職(ランク)って?
コンサルタントの役職は、日系企業の部長・課長・係長などの表現ではなく、カタカナで表現され、各ファームによっても名称が異なることが特徴です。
一般的には、上から順に以下のような名称で呼ばれます。
■パートナー・プリンシパル・ディレクター(取締役・執行役員を含む部長以上相当)
■シニアマネージャー・マネージャー・プロジェクトリーダー(課長以上相当)
■シニアコンサルタント・コンサルタント(係長以上相当)
■アナリスト・アソシエイト・ビジネスアナリスト
基本的には、どのファームであっても、下から順に出世(ランクアップ)していきます。
アナリスト・アソシエイトについて
アナリスト・アソシエイトは、新卒入社で1~3年目の新米コンサルタントの役職です。
ファームにもよりますが、400万~600万程度の年収でスタートするファームが多くなっています。
クライアントからはまだまだコンサルタントとして認識される機会は少ないものの、チームの上では欠かせない役割を果たします。
アナリスト・アソシエイトの具体的な仕事内容は?
アナリスト・アソシエイトの主な仕事は①情報収集②分析③資料作成の3つです。ITコンサルの場合は、プログラミング言語を使ったコーディングなども業務内容に入ってきます。
資料作成の中にはもちろん、社内でのインターナルミーティングはもちろん、クライアントとのミーティングにおける議事録の作成なども入ってきます。
情報収集面では、先輩コンサルタント(シニアコンサルタントなど)に同行しながらクライアントや顧客インタビューを行うこともあります。
社内ナレッジやインターネット上の資料を調べたり、国会図書館に足を運んで調査する場合もあります。
アナリストはそのようにして収集した情報をもとに、分析を行います。
行った分析結果をだれが見てもすぐに理解できるように資料に落としこむというのが、アナリスト・アソシエイトの主な仕事になります。
そうして作成された資料を基に、コンサルタントやマネジャーがクライアントビジネス課題解決のための仮説構築をしたり、検証作業を進めていったりすることができます。
アナリスト・アソシエイトの仕事は、コンサルタント未経験者にとっては地味で多大な時間がかかる泥臭い仕事に見えることが多いですが、クライアント企業の課題解決のためには必須の作業であり、非常に重要な役割を果たします。
長いキャリアパスの中でアナリスト・アソシエイト時代をどう過ごすか
アナリストは作業を進める中で、様々な学びを得ることができます。
効率的な作業の進め方の設計能力、処理の正確性向上、資料作成の速度アップなど、まじめにコツコツとやれば、後々のキャリアで活きてくるスキルが身に付きます。
コンサルタントとして最も伸びる時期といってもよいでしょう。
アナリスト・アソシエイト時代に、コンサルタントやシニアコンサルタントの社員の働き方を盗み、のちのキャリアアップにつなげましょう。
まとめ
アナリスト・アソシエイトは泥臭いと思われがちな作業を多くこなさないといけないですが、コンサルティングファームにとって欠かせない役割を果たす役職です。
コンサル未経験者でも20代のうちはアナリスト・アソシエイトからコンサルタントへ転身する人も多くいます。
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文:Agenda編集部