外資系コンサル入社が決まったら取りたい資格3選

外資系コンサル入社が決まったら取りたい資格3選

コンサルティングファームに入社・内定された方おめでとうございます。

入社後は日々の業務に追われる日々かと思いますが、BIG4新卒入社し、現在はベンチャー企業経営&副業コンサルタントとして活動する私が新卒入社前に取得してよかった資格3つを紹介します。

実際には私が新卒入社したファームから、内定が決まってから入社するまでに、学生時代に勉強して取得したものです。

いわゆるビジネスマンの三種の神器です。

【英語】TOEIC900点

【会計】簿記2級

【IT】応用情報処理技術者

コンサルティングファームに入社すると、新卒だろうが、転職者だろうがすぐに一人のプロフェッショナルとして業務に当たることになるので、必要な知識は入社前に資格取得等を通して頭に入れておくべきでしょう。

三種の神器は重要と言われているにもかかわらず、意外と事業会社などでは資格を持っていない人が多いです。

資格を持っていなくても、十分な知識があれば問題ないのですが、体系的に勉強していくにはやはり資格取得は有効です。

TOEIC900点

資格とは少し異なるかもしれませんが、経営コンサルタントであるならばTOEIC900点を目指しましょう。

実際にBIG4などではTOEIC800点を一つの基準に置いているところが多いのですが、個人的には900点以上取っておいたほうが良いと思います。

TOEICの点数は実際のビジネスでの英会話力・文章力とは必ずしも相関しないとはよく言われていますが、900点以上取得できる人については少なくともリーディング・ライティングにおいてはビジネスを行う上で問題ない英語力を持っているといえると思います。

実際私も入社前にTOEIC930点を取得しましたが、これまでのプロジェクトで、読み書きにおいて英語で困ることはあまりありませんでした。

筆者のTOEICスコア
BIG4内定後に取得したスコアです

TOEIC800点ほどであれば、読み書きに多少難ありでも、TOEICの演習をこなしたり、TOEIC対策のテクニックを磨くことで到達可能でしょう。

コンサルタントとしての業務で生かしたいのであれば900点を目指しましょう。

私の場合は以下3つの書籍を何度も繰り返し演習しました。大学入試レベルの英語の基礎力があれば、ほかの教材ははっきり言って不要でした。

TOEIC公式問題集7

必ず最新版をやりましょう。たくさんのテキストに手を出す必要はありません。
リスニングは公式問題集を覚える位まで聞きこんで、ひたすらシャドウィングする。
リーディングは間違えた問題を、間違えたプロセスを思い出し、正解へのプロセスを整理しながら反復して解く。
リーディング問題をひたすら音読する。

キクタン TOEIC TEST 990

英語学習にボキャビルは避けて通れません。キクタンTOEICシリーズはアプリで音声も再生できるのでお勧め。

TOEICテストBEYOND 990超上級リ-ディング7つのコアスキル

900点以上取得するために必要な知識がきれいにまとまっているお勧めの1冊。

簿記2級

コンサルタントというとクライアントの課題を分析し、論理的に施策を組み立てて提案するといった業務のイメージでしょう。

ロジカルに考えるスキルや、フレームワークに関する知識が重要なのでは?と思われるかもしれませんが、会計において数字を読み取るスキルはコンサルタントに求められるからです。経営の施策に関する提案を行うも、クライアントの財務諸表を読むスキルは必須ですし、人事戦略を考えるにあたっても人件費の設定や見直しなどに簿記が大きく関わっています。

簿記を学ばずして、クライアントに提言を行うことなど不可能であるともいえるでしょう。

資格取得にむけた勉強時間が取れなくても財務3表の読み方については頭に入れておきましょう。

財務3表とは「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」です。これら3つを読み解くことで企業のお金の流れがわかり、クライアントがどういった企業なのか、どこに課題があるのかが見えてきます。

経営コンサルタントとは経営者の目線でクライアントに提案していく仕事ですので、コンサルティングファーム内定後からすぐに会計スキルは身に着けておくべきです。

応用情報処理技術者

応用情報処理技術者とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、情報処理の促進に関する法律に基づいて実施している試験でIT系の資格の中で最も人気の高いものの基本情報処理技術者の上位資格です。

IT系の知識があるかないかで、受注できるコンサルティング案件の幅が大きく異なります。
今や施策にシステムは不可欠であるため、基本情報処理レベルではなく、経営コンサルタントを目指すのであればぜひ応用情報処理技術者試験にチャレンジしてほしいです。非IT分野出身の人にとってもビジネスを行う上で常識的に身に着けておいてほしい知識のほかに、コンサルタントに必要な論理的思考力やマネジメントに関する知識なども問われるので、コンサルティングファーム内定者にはお勧めの資格です。

試験が4月と10月の年2回しかないので申し込みを忘れないように注意しましょう。
こちらについてはテキストの演習のみで十分対応可能です。

まとめ

経営コンサルタントとして働くことが決まったら、ビジネスの3種の神器(英語・会計・IT)についてそれぞれ高いレベルで知識を持つことを証明できる資格を取得しておきましょう。

・TOEIC900点

・簿記2級

・応用情報処理技術者

また、コンサルタントの1日ついて記事を書いておきましたので、興味のある方はご覧ください。

>>経営コンサルタントの仕事内容に迫る!?~1日の過ごし方~

文:斎藤匠