企業の課題や悩みを解決へと導いてくれる戦略コンサルタントや経営コンサルタント。
しかし、コンサルタントに依頼するとなると、物凄い費用がかかってしまうイメージがあります。
実際にコンサルティングファームの内情をよく知る目線で考えると、一般的なイメージが先行してしまっているケースもあると思います。
そのため今回は、実際にコンサルの費用は、高いのか、どのような仕組みで決まるのかを紹介します。
コンサルの単価や料金体制
コンサルと聞くと、どうしても高額の費用がかかるイメージがあります。
実際に、大企業が大手コンサルティングファームに依頼する時は、何千万~億単位の費用がかかりますが、全てのコンサルが高額な費用を請求しているわけではありません。
そのプロジェクトにはどのくらいの期間、人数、労力が必要なのかによってや、コンサルの基準によっても大きく異なります。
今回は、実際にコンサル費用はどのように決まるのか紹介していきます。
コンサル費用を決める要因その1:人月単価
コンサル費用を決める要因で一番大きいのが、人月単価(以降、単価)になります。
この単価をもとに、コンサル費用全体の金額が決まります。
単価は、経験やスキルが高い人ほど高くなります。また、外資系や大手コンサルほど単価は高くなります。
主に単価は、1時間あたりもしくは1日あたりの金額で設定されています。
外資系コンサルのトップコンサルタントに依頼する場合、10万円/1hの費用がかかることもあります。
人月単価では、1,000万円/月を超える可能性もあります。
しかし、このようなトップコンサルタント(パートナーやディレクターといったランクの)人材は100%の稼働率がチャージされることはほとんどありません。
1,000万円×稼働率10%で100万円/月などとなることが多いです。
また、外資系コンサルではなくても、経験あるコンサルタントに依頼すると5〜8万円/1hはかかります。大手ファームだと、新人コンサルタントでも5000円〜1万円/1hはかかることが多いです。
経験豊富なコンサルタントであれば、より質の高いコンサルティングをしてもらえますが、費用は高くなるため、質なのか、料金なのか、どこに重点をおくかをしっかり決めて、依頼することが重要になります。
コンサル費用を決める要因その2:料金体系
コンサル費用には、主に3つの料金体系があります。
顧問契約型(定額報酬)
1つ目が顧問契約です。顧問契約は、毎月決まった料金支払う定額制です。
毎月来社してもらう日以外にも電話やメールで相談することができ、基本的には追加で料金を支払うことはありません。
顧問契約の場合は、一回きりではないため、経営をサポートしてくれるパートナーのようなイメージになります。
顧問契約の相場は、コンサルタントの単価や内容によって違いますが、中小のコンサルで月10万円、外資系や大手コンサルで月100万円ほどになっています。
時間契約型
時間契約は、1時間や1日単位で作業時間に応じてコンサル費用を決める契約です。
費用は、担当するコンサルの単価によりますが、当然ながら経験やスキルが豊富なトップのコンサルタントですと、費用は高くなります。
時間契約の相場は、新人であれば5000円/1hから、トップコンサルであれば10万円/1hになります。
成果報酬型
成果報酬型は、コンサルティングが終了した後に、成果に応じて、費用を支払う契約です。
成果報酬は、成果の定義づけをしっかり行わないと、後々コンサル費用でトラブルになってしまうため注意が必要です。
主にM&A案件などの際に成果報酬型が採用され、買収金額の数%がフィーとなります。
また、担当するコンサルタントが成果を出すことだけに必死になり、クライアントの考えを聞かず、その場しのぎの解決策を提案することもあるため注意が必要です。
成果報酬型の相場は、契約内容や成果によっても変わってくるため、成果報酬型は、よりしっかりとクライアントとコンサルタントで話し会うことが重要です。
コンサル費用を決める要因その3:期間
費用は、コンサルティングを受ける期間によっても変化します。期間には、顧問契約であれば月や年、プロジェクト単位などがあります。
また、スポットコンサルのような回数や時間での算出方法もあります。今抱えている課題を短期間で解決しなければならないのか、長期間での解決を目指しているかによって、期間を決める必要があります。
コンサル費用を決める要因その4:人数
コンサルティングは、基本的には3〜4人のチームで行います。そのため人数が多ければ多いほど費用は高くなります。
外資系や大手コンサルが1つのプロジェクトに3〜4人のチームでコンサルティングを行なった場合の相場は、2000〜3000万円ほどとなっています。
中小規模のコンサルでも1つのプロジェクトに1,000万円かかることもあります。
コンサル費用を決める要因その5:企業か個人か
依頼するコンサルを企業にするか個人コンサルにするかによっても費用は変わります。
やはり企業に依頼すると高額になってしまいます。その点、個人コンサルであれば、費用を抑えることができます。
スポットコンサルを活用しよう
費用が高いと感じる場合やコンサルファームに依頼するのは敷居が高いと感じる方には、スポットコンサルがおすすめです。
スポットコンサルは、1時間程度で、電話やメール、対面でコンサルタントからアドバイスをもらえます。スポットコンサルは、比較的コンサルタントに負担が少ないため、安価にコンサルティングを行うことができます。
簡単な相談などは、ぜひスポットコンサルを活用してみてはいかがでしょうか。
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ぜひ興味がある方は、相談してみてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、コンサルの費用の決まり方について紹介してきました。
コンサルの費用の決まり方には、コンサルやコンサルタントによって大きく変わってきます。
依頼する際は、何を解決したいのか、何に重点を置くのか、しっかりと決めて依頼しましょう。
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文:Agenda編集部