医療・ヘルスケア領域のコンサルタントとは?仕事内容と代表的な企業を紹介

医療・ヘルスケア領域のコンサルタントとは?仕事内容と代表的な企業を紹介

近年の日本では、高齢化は避けては通れない課題として考えられていて、国力や経済が落ち込むとの見方もあります。

しかし見方を変えれば、高齢化によって今までになかったビジネスチャンスが到来するということでもあります。

その1つが「医療・ヘルスケア領域」です。

医療・ヘルスケアは高齢化社会の先駆けとして多くのビジネスチャンスが潜んでいると言われています。

そして、同時に医療ヘルケアにおけるコンサルタントの需要も大変高まってきています。

今回は、医療・ヘルスケア領域のコンサルタントについて、医療・ヘルスケアの代表的な企業について紹介します。

医療・ヘルスケア領域のコンサルタントとは?仕事内容や年収などを紹介

医療・ヘルスケア領域のコンサルタントとは、主に、医療機関や医療機器メーカー、製薬会社、治験会社へのコンサルティングを行っています。

医療・ヘルスケア領域のコンサルティングには、主に、医療機関に対するコンサルティング医療機器メーカーや製薬会社など民間企業へのコンサルティングがあります。

医療機関においては、主に、開業の支援や経営・マーケティング戦略などの運営支援、経営改善や中長期経営戦略策定、人事制度、コスト削減などの経営コンサルティングが仕事内容となります。

その他、医療・ヘルスケアの民間企業については、経営戦略やIT戦略の策定、現場のオペレーション支援など、一般的な事業会社に行うコンサルティングと同じような仕事内容となります。

個人コンサル

医療・ヘルスケアコンサルタントの年収については、医療機関より、医療機器メーカーや製薬会社をメインとしているコンサルタントの方が高い傾向があります。

また、一般的なコンサルと同じように、外資系コンサルは、日系コンサルに比べると高くなっています。

企業によって変わりますが、コンサルタント・シニアコンサルタントで、年収約1,000万円程、マネージャーで年収約1,500万円程となっています。

次では、代表的な医療・ヘルスケア領域の企業を紹介します。

医療・ヘルスケアコンサルの代表的な企業その1:KPNGヘルスケアジャパン

1つ社目は、KPMGヘルスケアジャパンです。

KPMGヘルスケアジャパンは、BIG4の1つで、世界147カ国に219,000人以上の人員を擁するKPMGのメンバーファームです。

KPMGヘルスケアジャパンは、医療やヘルスケア関連産業に特化し、経営戦略立案や事業再構築、MBAなどのビジネスアドバイザリーとKPMGグループと共同した会計・監査、税務、フィナンシャル支援アドバイザリーの両方に強みを持っています。

KPMGヘルスケアジャパンでは、医療機関や製薬会社、治験会社、医療機器メーカーなどヘルスケアに関する事業体に対して、戦略、事業・財務の再構築、新規事業の計画、事業統合・再編、資金調達に対する支援など幅広い分野でのサービスを提供しています。

医療・ヘルスケアコンサルの代表的な企業その2:キャピタルメディカ

2社目は、キャピタルメディカです。

キャピタルメディカは、主に経営不振や運営が困難な医療機関などに経営戦略、人事、フィナンシャルからコンサルティングを行い、企業・事業再生支援を行うコンサルティングファームです。

主に、経営管理、フィナンシャル、病院建築、資材調達・物流、情報システム、人事、臨床試験など多岐にわたる分野にて支援を行っています。

メモ

また、キャピタルメディカでは、「ユカリアネットワーク」プラットフォームを構築しています。

「ユカリアネットワーク」は、医療機関の経営・運営を高度化させる「知」であり、知識を共有できる「場」としての役割を持ちます。

キャピタルメディアは、医療・ヘルスケアコンサルティングだけでなく、医療機関に「ユカリアネットワーク」を提供するヘルスケアプラットフォーマーとしても活躍しています。

医療・ヘルスケアコンサルの代表的な企業その3:CDIメディカル

3社目は、CDIメディカルです。

CDIメディカルは、外資系コンサル出身のコンサルタントによって、日本初の独立・自立の経営・戦略コンサルティング会社として設立されたコーポレートディレクション ファウンダー(以下CDI)のグループ会社です。

CDIメディカルは、主に病院・医療機関向けのコンサルティングや医療・ヘルスケア事業のコンサルティングを行っています。

CDIメディカルは、CDIの最先端のノウハウを活用し、医療・ヘルスケア領域における様々な分野・機能での実績を元に、ワンストップ・サービスを提供しています。

医療・ヘルスケアコンサルの代表的な企業その4:グローバルヘルスコンサルティング

4社目は、グローバルヘルスコンサルティング(以下GHC)です。

GHCは、病院経営データや診療行為・臨床データなどの「ベンチマーク分析」を行い、経営分析データは、日本最大級の規模を誇ります。

そのため、GHCは、DPCなどの医療ビッグデータを活用し、他病院の診療との比較、クライアントの強み・弱みを把握し、最適なコンサルティングサービスを提供しています。

また、GHCには、医療従事者やIT専門家、医療経済学者、病院経営者が多く在籍し、机上の理論ではなく、「結果」にこだわったコンサルティングを実現しています。

医療・ヘルスケアコンサルの代表的な企業その5:野村ヘルスケア・サポート&アドバイザリー

5社目は、野村ヘルスケア・サポート&アドバイザリー(以下NHS&A)です。

NHS&Aは、野村グループの一員で、直接金融を中心とした資金調達手法や経営ニーズへのソリューションの提供を医療機関や介護施設を中心に行なっています。

面談

NHS&Aでは、野村グループのソーシングや金融ノウハウ、NHS&Aの医療・ヘルスケア分野へのコンサルティングノウハウにより、最適なソリューションの提供を可能にしています。

NHS&Aの主なサービスとしては、医療コンサルティングと介護コンサルティングがあります。

一般的であれば、親族の継承やM&A、病院の建替など様々な専門家に相談しなければいけない課題においても、NHS&Aでは、一手に請け負い、ワンストップでのコンサルティングサービスの提供を実現しています。

医療・ヘルスケアコンサルの代表的な企業その6:ヘルスケアシステムズ

6社目は、ヘルスケアシステムズです。

ヘルスケアシステムズは、質の高い医療の提供と効率化経営を行う病院経営支援と病院の周辺サービスを展開し、地方の施設で統合ケアサービスの提供を行う介護事業を主なサービスとしています。

特に、病院経営支援において、実際の病院経営の経験者であるコンサルタントが常駐し、経営全般のコンサルティングやITを活用した永続的な仕組みの構築などのサービスが特徴的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、医療・ヘルスケア領域のコンサルタント・企業について紹介しました。

日本は、高齢化が進み、ますます医療・ヘルスケア領域が活発になり、医療・ヘルスケアコンサルタントの活躍の場も増えることが、期待できます。

ぜひ医療ヘルスケア領域に興味がある方は、この分野でのコンサルタントを目指してみてはいかがでしょうか。

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文:Agende編集部