経営コンサルタントが起業・独立する際に準備しておくこと

経営コンサルタントが起業・独立する際に準備しておくこと

最近、コンサルタントが起業・独立するのをよく目にするようになりました。

個人コンサルであれば、自身が働いた分だけ収入が増え、就業時間や仕事を自由に選ぶことができるため、個人コンサルは注目を集めています

そこで今回は、起業・独立する際に準備しておく注意点を紹介していきます。

また、この記事以外にも、起業・独立に関する記事がありますので、あわせてご覧ください。

コンサルタントとして起業・独立するメリットとは

個人コンサル

コンサルタントとして起業・独立するメリットとしては、まず事業内容を自身が好きなように決められるということがあります。

コンサルティングファームに所属しているときの業務内容は、ファームの範囲内のことしか担当することができません。

そのため、ファームの範囲を超えた業務はできず、苦手な分野を担当し続けるということがあり得ます。

個人でコンサルするのであれば、その分責任は重くなりますが、自身がやりたい分野、業務を行うことが可能です。

2つ目は自身の就業時間を自由に決められるということです。

ファームに所属している場合は、出勤時間や就業時間を決められることが多いですが、個人であれば、自身が働きたいだけ働くことができます。

自分の時間を作りやすいのは、魅力的です。

これらのように、起業・独立は、自身に合った働き方をすることが可能になります。

では起業・独立するためには何をすればいいのか、次で紹介します。

起業・独立するためには

起業・独立するために必要なものは特にありません。

個人でコンサルをするために必要な資格もないため、体一つあれば個人コンサルをすることは可能です。

しかし、コンサルタントとして起業・独立する際に気をつけるべき注意点があります。

次ではそんな起業・独立の際に気をつけるべき注意点を紹介します。

コンサルタントが起業・独立する際の注意点その1:起業・独立の準備は、1年から半年前には始めておく

資格勉強

コンサルタントとして起業・独立する際は、半年から1年前にあらかじめ準備を始めておく必要があります

前準備としては、クライアントのメドをあらかじめつけておくことや事業計画書を策定することなどがあります。

時間に余裕を持って、前準備を行うことで起業・独立後に、スムーズに業務を始めることが出来ます。

せっかく起業・独立したのに、仕事がない、または準備ができていなくてまだ始められないなど、出鼻をくじかれることのないように気をつけましょう。

コンサルタントが起業・独立する際の注意点その2:自分の得意分野または売り出す分野を決める

コンサルタントには、複数の分野があります。

全ての分野に対応する事業を展開するのもいいです。

しかし、ファームと競い、ファームまたは他のコンサルタントに打ち勝つには差別化が必要になります。

差別化するためには、1つの分野または自身が得意とする分野に特化した事業展開を行う必要があります。

コンサルタントが起業・独立する際の注意点その3:自身で案件を獲得できる手段を持っておく

ファームに所属していれば、仕事はファームが用意してくれますが、個人でコンサルを行う場合は、自身で仕事を獲得しなければいけません。

そのため、自身で案件を獲得できる手段を持っておかないと仕事がなくなり、継続して安定した業務を行うことはできません。

契約成立

案件獲得の方法には、これまでに関わってきた人脈を活かす方法やSNSを活用した集客などがあります。

また、案件獲得方法には案件紹介サイトに登録するという方法があります。

案件紹介サイトとは、企業の依頼とサイトに登録しているコンサルタントとをマッチングや案件を紹介するサイトとなります。

あらゆる分野の案件や非公開になっている案件もあるため、自身にあった案件が見つけやすいので、案件紹介サイトに登録することをおすすめします。

案件紹介サイトについては、個人コンサルのおすすめの案件受諾方法をまとめた記事があるので、案件獲得の参考にしていただきたいです。

コンサルタントが起業・独立する際の注意点その4:事業計画書を策定しておく

事業計画は起業・独立するならぜひ策定しておきたいです。

事業計画書は、融資を受ける際や案件を獲得する際に、クライアントに渡す企業のプロフィールのようなものになります。

また自身にとっては、目指す場所の目印になるようなものとなります。

事業計画をしっかり立てることで、自身が進む道を明確にし、また取引相手からの信頼も得やすくなります。

コンサルタントが起業・独立する際の注意点その5:収入は必ずしも安定しているわけではない

給料

企業・独立したコンサルタントは高収入であるをよく聞きますが、高収入がずっと続くとは限りません。

仕事を獲得するのに苦労したり、大口のクライアントであった企業がいきなり倒産、または契約を破棄されるといったことが起こる可能性は充分にあります。

そのため、大口のクライアントだけに頼るのではなく、複数の小口クライアントとの契約も獲得しておきましょう。

また、いきなり起業・独立ではなく、最初は副業としてコンサルを始め、ある程度形になってから起業・独立するのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、コンサルタントとして起業・独立する際の注意点を紹介しました。

個人のコンサルと聞くと、自由で高収入なイメージがありますが、個人のコンサルタントとして成功するために、起業・独立の際に気をつけたい注意点がいくつかありました。

起業・独立の際は、今回の注意点が参考にしていただきたいです。

文:Agenda編集部