近年働き方改革の影響もあり、個人コンサルという単語をよく聞くようになりました。
個人コンサルと聞くと、収入が増えたり、自由な時間が増えたりと良いことばかり聞くことが多いですけど、本当に良いことばかりなのでしょうか。
そこで今回は、個人コンサルのメリット・デメリットについて見ていきます。
個人コンサルとは?どうしたらなれる?
個人コンサルは、主にコンサルファームを退職し、個人としてコンサルを行います。
コンサルファームと同様に、企業や個人が抱える課題を明らかにし、課題解決へと導くことが仕事になります。
個人コンサルになるにあたって、特に資格は必要ありません。しかし、それまで所属していたコンサルファームの後ろ盾がなくなります。
そのため、クライアントに信頼してもらえるよう、これまでの実績に加えて、資格を持っておくことで、クライアントの信頼は上がり、次の案件へと繋がる可能性が高まります。
一方で、いくら資格を持っていても案件を獲得する力がなくては、仕事は増えず、無職状態に陥ってしまいます。
このように、個人コンサルにもメリットとデメリットがあります。
そこで、次では個人コンサルには、実際にどのようなメリットやデメリットがあるのか、紹介していきます。
個人コンサルのメリットその1:自分が好きなように働ける
個人コンサルは、自分で働き方を決めることができます。就業時間も出勤日も特に決まりはないので、自分のスタイルに合った働き方が可能となっています。
また、自分の好きな案件だけを選んで、コンサルを行うことも可能で、自身の強みを活かせる案件であったり、自身のキャリアアップに直接つながる案件だけを選んで、仕事をすることも可能になります。
個人コンサルのメリットその2:始めるにあたり、費用がかからない
先ほども説明しましたが、個人コンサルを始めるにあたり、特に資格は必要なく、体一つあれば、個人コンサルは行えるため、初期費用はかかりません。
普通お店を立ち上げるとなった場合、初期費用として家賃や改装工事、備品、仕入れなどで1,000万円を超えることも珍しくありません。
しかし、個人コンサルの場合はこれまでの経験と実績があれば、すぐにでも始められ、利益を出すことが可能です。
個人コンサルのメリットその3:働いたら働いた分だけ収入が得られる
個人コンサルは、働いたら働いた分だけ、報酬が入ってきます。
この点においては、コンサルファームに所属していたときとは大きく違う部分です。
コンサルファームに所属している場合、コンサルファームも数割の利益を得るわけですので、そのままそっくり報酬を受け取ることはできません。
一方、個人コンサルであれば、報酬をそのままそっくり受け取ることができます。
個人コンサルのデメリットその1:案件を自力で獲得しなければならない
コンサルファームに所属していれば、コンサルファームが受諾した案件に割り振られる形になりますが、個人コンサルは、自力で案件を獲得しなければなりません。
主な獲得方法としては、これまでの人脈を活かし、案件を紹介してもらい、徐々に人脈を増やしながら、継続して案件を獲得していく方法と案件紹介サイトに登録して、案件を紹介してもらう方法があります。
案件紹介を得る方法について解説した記事も参考になるはずです。
個人コンサルのデメリットその2:自己管理をしっかり行わなければならない
個人コンサルは、働けなくなってしまったら収入が一切入ってきません。
不慮の事故や病気になり、働けなくなったときにコンサルファームに所属していれば、契約によって、休みをもらいながら、給料をもらうことができます。
しかし、個人コンサルは、働けなくなってしまったら、別に保険に入ってない限り収入はゼロになってしまいます。
その点で、いくら稼げるといっても、自己管理をしっかり行わないと、大惨事になってしまう可能性が充分にあります。
個人コンサルのデメリットその3:結局一人でなんとかしなければならない
人脈があれば、周りに頼ることもできますが、結局最後は自己責任になってしまうので、自身のコンサルティング能力を活かし、解決へと導かなければなりません。
どんなに周りからいいアドバイスをもらっても、納期に間に合わなかったら、クライアントからの損害賠償もありえます。
ですから、個人コンサルは自己責任ですので、最後は自力で解決しなくてはなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、個人コンサルのメリットやデメリットについて紹介してきました。
個人コンサルは、大きな報酬を得ることが可能ですが、その反面、不安定であったり、自己管理をしっかり行う必要があったりと、メリットやデメリットをしっかり把握しておく必要があります。
紹介したメリット・デメリットを、ぜひ個人コンサルを始める際の参考にしていただきたいです。
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文:Agenda編集部