ローランドベルガーとは?年収・プロジェクト事例も紹介

ローランドベルガーとは?年収・プロジェクト事例も紹介

ローランド・ベルガーはドイツのベルリンに本拠を置くヨーロッパを代表する経営戦略コンサルティング会社です。

その歴史を見ながら、年収やプロジェクト事例まで、気になる情報をチェックしましょう。

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歴史/沿革

1967年ローランド・ベルガー現会長(当時29歳)によりミュンヘンにて設立しました。

「企業の経営上の課題を明らかにし、解決の手助けをする業務」すなわち「コンサルティング」という概念がヨーロッパにほとんどなかった中、ドイツにおいて「アドバイザリー・サービス」という新たな分野を開拓します。

コンサルタント

その後ヨーロッパ全土へと事業展開を進め、70年代には南米、アジアへと海外進出を始め、1980年にはアメリカ経営コンサルタント協会(ACME)にヨーロッパのコンサルティング会社として初めて加入を果たします。

90年代、オーナー経営からパートナー企業へと転身します。1991年東京都港区にて日本法人「株式会社ローランド・ベルガー」が発足します。

創業から約50年間にわたり継続的成長を続け、現在までに日米欧を始め、中国、東南アジア、東南、アフリカ、南米など世界36ヶ国に50ヶ所のオフィスを展開し、2400人以上のスタッフを擁しています。

ローランドベルガーの強み

米国のように短期的に利益の最大化を追求する短期主義ではなく長期的かつ安定的な経営姿勢を実現しています。

コンサルティング業界

様々な国・文化・宗教が存在する欧州において企業経営を行っていくため多様な文化・価値を尊重していくという考えが浸透しています。

この長期的視点での安定を目指した経営姿勢と多様性の尊重が特徴的な欧州型経営が魅力です。

自動車業界への関わりの割合が大きく、完成社メーカーのみならず、前段階の部品メーカーなど車を取り巻く多様な企業に特に強く、クライアントが実行したいと考える戦略の策定を支援し、既に様々な自動車業界のレポートを出しています。

プロジェクト事例

・日本を代表するメーカーの組織再編・新会社設立・事業統合案件
・ブラジル・サンパウロオフィスとの日系部品メーカーのブラジル市場参入戦略を練る共同プロジェクト
・精密機械メーカーの経営再生案件
・その他多数

役職と年収

ローランド・ベルガーでは担うべき役割に対してポジションが与えられます。

能力が認められれば昇進できます。

チーム

ローランド・ベルガーには様々な役職があります。

ジュニアコンサルタント    :500万円〜700万円
コンサルタント        :700万円〜900万円
シニアコンサルタント     :1100万円〜1500万円
プロジェクトコンサルタント  :1600万円〜2300万円
プリンシパル         :2500万円前後
パートナー          :5000万円〜3億円以上

平均年収1280万円〜1580万円、平均月給89万円〜119万円とかなり高額な水準になっています。

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キャリアパス

ジュニアコンサルタント

キャリアのスタートであるジュニアコンサルタント、そしてコンサルタントではプロジェクトメンバーの一員として、それぞれ先輩の指導のもと、ジュニアコンサルタントはプロジェクトに沿った情報収集や調査・分析作業を主に担当します。

この段階で気をつけなければならないのは決して単なる作業者であってはならないということです。

コンサルタントではプロジェクトを構成するひとつ、もしくは複数のデータの作成を責任もって担当します。

そしてジュニアコンサルタントの指導も重要な役割であり、社会人として最低限のマナーや振る舞いなどについて指導していくことが求められます。

昇進

シニアコンサルタント

シニアコンサルタントではプロジェクトマネージャーもしくはそれ以上の役職の指導のもと実際の作業におけるプロジェクトメンバーのまとめ役として、複数のデータ作成及びその内容について責任をもって対応していきます。

シニアコンサルタントにはコンサルタントまでに求められる基礎的なスキルはもちろん、クライアントが抱える課題の本質を理解し、それに対する具体的な解決策を考え抜く力が求められます。

実際にプロジェクトを回していく存在であり、最もコンサルタントとしての醍醐味を味わえるポジションです。

そして1つ上の役職であるプロジェクトマネージャーは実質的な現場監督であり、担当のパートナーと協力・提携し、プロジェクトの進行状況やその内容・品質に責任をもって担当します。

また、シニアコンサルタントを始めプロジェクトメンバーの教育も重要な役割の1つです。

さらに営業面での活躍も期待され、プロジェクトの次の段階への経営展開の可能性の模索を求められます。

プリンシパル

プリンシパルは、プロジェクトマネージャーまでとは異なり、内外部に産業別・機能別の専門性をもって、担当クライアントに対応していくローランド・ベルガーを代表する存在となるポジションです。

基本複数のプロジェクトを担当しており、それぞれの運営とその品質に責任をもち、チームメンバーへの指示・指導を行っていきます。

パートナーは売り上げ責任をもつ実質的な事業者責任者です。

最も重要な役目は新規クライアントの開拓と既存のクライアントとの長期にわたる関係の構築です。 

その他の役目は、事業責任者として、オフィスやチームの発展を行っていきます。

>>コンサルタントの役職を徹底解説

>>コンサルタントのキャリアパス

研修制度

ローランド・ベルガーはこれらのキャリアステップを歩んでいくために必要な事前研修の質にも力を入れています。

入社からの約3週間は「キックオフトレーニング」と呼ばれ、基礎を学ぶ座学と同時に学んだスキルを実際に活用するケースワークから構成されています。

研修

クライアントに付加価値を提供するコンサルタントとして必須なスキルの習得とクライアントから人として全幅の信頼を得るための視野の広さを持ってもらうことを目的としたコンサルタントとしてスムーズなスタートを切るための研修の場を提供しています。

代表的な出身者(日本法人)

西浦 裕二(ローランド・ベルガー CEOブーズ・アレン・ハミルトン 社長)
水留 浩一(株式会社あきんどスシロー 代表取締役)
穂積 憲 (NHN Play Art株式会社 代表取締役)
足立 光 (元日本マクドナルド株式会社 CMO)
嶋 正和 (株式会社ロジスティック 代表取締役)
鈴木 信輝(株式会社ワールド グループ専務執行役員)

関する書籍

「日本型インダストリー4.0」: 日本経済新聞出版社 長島 聡 著
「結論を言おう、日本にMBAはいらない」:KADOKAWA/中経出版 遠藤 功 著
「現場力復権」:東洋経済新潮社 遠藤 功 著
「本質思考」:東洋経済新潮社 平井 孝志 著
「350兆円市場を制するグリーンビジネス戦略」:東洋経済新潮社
グリーンビジネス・コンピタス・センター、平井 孝志/遠山 浩二 著

ローランドベルガーに転職するには!?

ローランド・ベルガーでは通年で経営コンサルタント(中途)を募集しています。
書類選考→面接選考→ケース面接選考→採用→中途入社研修
<応募資格>
4年制大学卒以上、実務経験が1年以上の方
<応募方法>
オフィシャルサイトのエントリーフォームにて必要事項入力の上、履歴書・職務経歴書・志望動機書を添付し送信してください。
<その他>
その他に海外のビジネススクールで経営学修士(MBA)を取得される人を対象とした「MBAフルタイム採用」を実施しています。

ローランドベルガーのまとめ

いかがでしたでしょうか。

ローランドベルガーは世界屈指の戦略コンサルティングファームとして信頼を勝ち取っている企業です。

平均年収も1,200万円を超えるため、高収入間違いなし。

ローランドベルガーに転職したい場合は、まずは転職エージェントに問い合わせてみましょう。

おすすめのエージェントは求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1と実績豊富な「リクルートエージェント」、20代の方におすすめの「ネオキャリア第2新卒エージェントneo」、外資系転職に特化した「JAC Recruitment」です。

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文:コンサルAgenda編集部