効率的かつ、論理的な作業が求められるコンサルタントにとって、フレームワークは必要不可欠なものです。
しかし、フレームワークにも様々な種類があるため、どのフレームワークを使用したらいいかわからないという方もいると思います。
そこで今回は、新米コンサルタントが絶対抑えておきたい重要フレームワークを紹介します。
フレームワークとは?重要なフレームワークを一覧で紹介
フレームワークとは、物事を考える際に、解決へと導くための考え方や思考法のことです。
フレームワークを使用することで、よりわかりやすく、より論理的に、より効率的に結果を導き出すことが可能になります。
そのため、物事を分析する際に、どのようなフレームワークが適切なのか、しっかりと見極められなければなりません。
そこで今回は、新米コンサルタントが絶対抑えておきたい重要フレームワーク6選の
・SWOT分析
・3C分析
・4P分析
・5F分析
・PPM
・7つのS
を紹介します。
新米コンサルが抑えておきたい重要フレームワークその1:SWOT分析
1つ目がSWOT分析です。
SWOT分析は、企業が置かれている環境の現状分析を行い、今後どのような経営戦略を立案すべきか、また改善していくべきかを判断する際に使用するフレームワークです。
SWOT分析では、内部環境の強み・弱み、外部環境の機会・脅威という項目から現状分析を行い、どのような事業機会やリスクが存在するのか、今後どのような戦略立案、改善を行うべきか判断するために役立ちます
新米コンサルが抑えておきたい重要フレームワークその2:3C分析
2つ目が3C分析です。
3C分析は、Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つの相互関係から、課題や強みなどを現状分析し、今後の方針や戦略を立案する際に使用するフレームワークです。
自社と顧客、自社と競合のように外部環境との関係性を明確化することで、より効率的で、効果的な戦略を立案しやすくなります。
新米コンサルが抑えておきたい重要フレームワークその3:4P分析
3つ目が4P分析です。
4P分析は、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通チャネル)、Promotion(販売促進)の4つの項目から、ターゲットとなる顧客を分析することで、自社の課題や強みを見つけ出し、今後どのような対策や戦略を立てるべきか判断する際に使用するフレームワークです。
どのような製品で、どのような価格帯で、どのような場所で、どのように宣伝すれば良いのか、4つの項目をバランスよく、組み合わせることで、4P分析は、効率的かつ効果的な戦略を導き出すことができます。
新米コンサルが抑えておきたい重要フレームワークその4:5F分析
4つ目が5F分析です。
5F分析は、新規参入の脅威、供給業者の交渉力、買い手の交渉力、代替品の脅威、業界内の競合の5つの要因から対象業界の収益性を分析するフレームワークです。
5F分析を行うことで、業界内の競争優位を生かした収益の向上や新規参入や事業撤退の判断、経営資源配分の見直しなど今後どのような戦略を取るべきなのか明確にすることができます。
新米コンサルが抑えておきたい重要フレームワークその5:PPM
5つ目がPPMです。
PPMは、ボストン・コンサルティング・グループが提唱した経営資源の最適配分を目的としてフレームワークになります。
「市場成長率」と「市場占有率」の2事象のマトリックス図を用いて、事業を「花形」「問題児」「負け犬」「金のなる木」の4つの象限に振り分け、どこに資源を配分すべきかを判断するために使用します。
新米コンサルが抑えておきたい重要フレームワークその6:7つのS
6つ目が7つのSです。
7つのSは、マッキンゼー アンド カンパニーが提唱したフレームワークで、組織を構成する経営資源を7つの要素として捉え、最適な事業戦略や自社分析、組織改善に活用するフレームワークです。
7つの要素は、比較的短期間での改革が見込める3つのハードのSと改革に時間を要する4つのソフトのSに分かれています。
ハードのSは、戦略・組織・システムから構成され、ソフトのSは、共通の価値観・スキル・人材・スタイルの4つから構成され、それぞれが相互関係にあります。
経営資源を7つのSとして明確にすることで、問題のある経営資源が浮き彫りになり、効果的な組織改善が見込めます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、新米コンサルタントが絶対抑えておきたい重要フレームワークについて紹介しました。
コンサルタントの現場では、迅速で、効率的な作業が求められます。
その際に、フレームワークを活用することで、効率よく分析を行うことができますので、紹介したフレームワークは、是非知っておいていただきたいです。
また、コンサルタントとして活躍する上で重要なことは、フレームワーク以外にもたくさんあります。
以下の記事では、ビジネスマナーやIT知識に関する記事を用意しておきましたので、是非ご覧ください。
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文:Agenda編集部