未経験でも外資系コンサルティングファームに転職できる理由

未経験でも外資系コンサルティングファームに転職できる理由

外資系のコンサルティングファームといえば平均年収が高く、魅力的な業界です。30代で年収1000万以上も多く、他業種の方でも転職を考える方は多いでしょう。

難しそうに感じられる未経験からの外資系コンサルティングファームへの転職ですが、しっかりポイントを押さえて転職活動を進めることで。未経験者でも転職可能でしょう。
本記事では未経験でも転職可能な理由・転職のポイントを開設します。

理由1:業界の人材流動性が高い


外資系のコンサルティングファームでは人材の流動が盛んです。コンサルティングファームの平均勤続年数は3~4年ということで、コンサルティングファームから転職していく、または他のファームや企業から転職してくる、ということはよくあります。
終身雇用を前提とした日系企業の働き方とは全く異なるといえるでしょう。
外資系コンサルティングファームでキャリアを始めたのち、起業したり、スタートアップに転職したり、またはフリーコンサルタントとして独立する人も多く、求人も多い業界です。
流動性が高いということはそれだけ他業種からも転職しやすいということが言えるでしょう。

他事業での経験が生かせる

面談
様々な企業を分析し、経営課題を解決する施策を提案するコンサルティングファームでの仕事では、コンサルの立場ではなく事業会社側の立場での経験を生かすことができます。クライアント側の視点に立って提案をすることができます。
また、コンサルティングファームによっては、企業の企画やITシステムや特定の業種の経験者を募集している場合があります。
転職サイトに登録することで、求人情報を確認することができます。
外資転職ならリクルートエージェントがお勧めです。

面接対策がしやすい

他業種での経験が重宝されたり、人材の流動性があるとはいえ、コンサルの選考は厳しいのでは?と思われる方もいるでしょう。
実際にファームによっては中途採用の面接の通過率が1%程度というところも実際にあります。しかし、他の日系企業への転職活動では、経験やスキルだけでなく、「その会社の風土に合うか?」という、非常に対策しにくい点もよく見られています。一方、外資系コンサルティングファームでは、企業の風土への適正ではなく、「コンサルタントへの適正」が見られています。

コンサルタントへの適正でもっともみられるポイントは論理的思考力です。
論理的思考力を問うため、コンサルの面接で必ず行われるのが「ケース面接」です。
「ケース面接」とは、「日本全国にガソリンスタンドはいくつあるか?」、「コンビニの売上を伸ばすにはどうすればよいか?」、「食糧不足問題を解決するにはどうすればよいか?」などといった、一見すぐには答えの出ないような問題が課されます。
しかしこれらのケース面接については事前に準備しておくことで対策可能です。
ケース対策についてはこちらの記事をご確認ください。
コンサルのケース面接を突破するための5つのコツ 必須の対策とは

また、面接対策においては、「なぜほかのファームではだめなのか?」「現職ではだめなのか?」「求めるポジションは?」など聞かれます。応募するファームや同業他社についてしっかり学んでおく必要があります。
本サイトに主要なコンサルティングファームについては企業情報をまとめているのでそちらを確認してください。
戦略コンサルティングファームとは?代表的な会社と特徴を一挙紹介

未経験からコンサルに転職するには?


よく未経験からの転職においては35歳までと言われています。確かに若いほうが未経験からの転職の場合有利であることは否めません。しかし、外資系のコンサルティングファームの場合、前述のとおり、他事業の経験が生かせるということで、そのファームが求める業務経験やスキルがある場合は40歳以上でも転職して、上位ポジションから始めるケースもあります。
まずは、エージェントに登録して自分の経験やスキルを整理し、面談を進めておくとよいでしょう。実際に転職しないという判断もよいですし、自分のキャリアをあらためて整理することができます。

コンサルティング業界では年齢や性別で線引きするのではなく、自社で活躍できそうな人材はどんどん採用していく方針の企業がほとんどでしょう。
未経験だからといってあきらめるのではなく、まずは転職活動を始めてみるのが良いでしょう。

外資系コンサルティングファームの年収

外資系のコンサルティングファームは外資系投資銀行や大手商社のように高給であることが知られています。
ファームによりますが、平均的には以下のような給与水準のようです。

アナリスト:500万円~600万円
コンサルタント:700万円~900万円
マネージャー:1000万円~1500万円
パートナー:2000万円以上

転職したときに、アナリスト職からはじめて前職より年収が下がってしまう場合もあるかもしれませんが、能力が認められれば経験年数や年齢は関係なくどんどん昇進していくことができます。
年功序列の日系大手企業では得られないような年収やキャリアも実現可能でしょう。

外資系コンサルティングファームに転職するにはまず何を始めればよい?

まずは転職エージェントに登録して自分の経験とスキルを整理し、求人情報を確認しましょう。
転職エージェントへ登録する際はリクルートがお勧めです。
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以下サイトから登録可能ですので、すぐに転職する予定がなくてもまずは登録して情報を集めるところから始めましょう。

また、コンサルに必要な知識についてざっと頭に入れておきましょう。
コンサルにかかわる書籍はたくさんありますが、できるだけ短時間で学ぶには漫画がお勧めです。
すぐに読めるうえ、大事な要点が図解でしっかりとまとまっています。
忙しい人におすすめです。