グローバル企業であるIBMの日本法人である日本IBM。そんな日本IBMの秘密に迫ります。
日本IBMの歴史やプロジェクト事例、気になる年収や教育制度などを確認していきましょう。
日本IBMの歴史/沿革
1911年にIBMの前身であるComputing-Tabulating-Recordingが誕生しました。その後1924年にInternational Business Machinesに社名が変更され、現在のIBMとなりました。
日本IBMは1925年に日本陶器(現株式会社ノリタケカンパニーリミテド)が、IBMのホレリス式統計機械を購入し、日本におけるIBMのカストマーNo.1として登録されたことから始まりました。
1937年に前身である日本ワットソン統計会計機械株式会社が設立されました。1959年には現在の日本アイ・ビー・エム株式会社へと社名変更がされています。
日本IBMの強み
近年経営とテクノロジーが切っても切り離せないものになってきている中で、クライアントの経営課題を解決できる技術やデータを持っていることが日本IBMの強みとなっています。 特にIBMの強みの象徴になるものとしてWatsonと呼ばれるAIがあります。
Watsonは日々の業務から生まれるデータを知識に変え、業務プロセスに組み込んで活用します。人間には読み切れない大量のデータの中から素早く知見や洞察を見出し、クライアントに対して一貫した高品質に応対をすることが可能です。
Watsonのような最先端技術が日本IBMの最大の強みとなっています。
日本IBMのプロジェクト事例
業種・業界別ソリューション
銀行・証券、自動車、化学、医療・ヘルスケア、保険、製造、小売・消費財
サービス
戦略コンサルティング、IBM iXエクスペリエンス・デザイン、ビジネス・プロセス・サービス、プロセス・オートメーション、コグニティブ・ビジネス・ソリューション、デジタル・オペレーションとIoTサービス、クラウドアプリケーション・サービス、アナリティクス・ソリューション、タレント&エンゲージメント組織と人材、ファイナンス、エンタープライズ・アプリケージョン
日本IBMの役職と年収
日本IBMの年収は以下のようになっています。
30歳時点:約750~900万円
40歳時点:約900万円~
全体:約750~900万円
日本IBMの役職ごとの年収は以下のようになっています。
コンサルタント:約400~700万円
シニアコンサルタント:約700~900万円
マネージングコンサルタント:約1,000万円~
シニアマネージャー:約1,500万円~
アソシエイトパートナー:約1,800万円~
日本IBMのキャリアパス
日本IBMではコンサルタント、シニアコンサルタント、マネージングコンサルタント、シニアマネージャー、アソシエイトパートナーのランクが用意されています。
また日本IBMでは戦略コンサルタントや金融業界コンサルタント、ブロックチェーンコンサルタントなど多種多様なコンサルタント職種が用意されています。
日本IBMの研修制度
集合研修
IBMグループの一員としてIBM本社やグループ会社の新入社員と一緒に受け、様々な刺激を受けて成長することを目的としています。
社内研修
金融業務研修やe-learningなどを行います。研修中はアドバイザーに報告や相談ができます。研修のことだけでなく会社のことや人付き合いなど、先輩から助言をいただくことが可能です。
部門別研修
自身が所属する部署で受講する研修で、さらに自分の力を伸ばせます。
日本IBMの代表的出身者
川原均氏
1982年日本IBMに入社。1999年には米国IBM、2004年にはアジアIBMアジアパシフィックサービス株式会社に出向。2012年には株式会社セールスフォース・ドットコム副社長兼エンタープライズ営業本部長および米国セールスフォース・ドットコムシニアバイスプレジデントに就任。2014年には株式会社セールスフォース・ドットコム取締役兼最高責任者に就任。2016年からはデロイトトーマツコンサルティング合同会社副社長、その後は同社経営会議議長を就任。
榎本亮氏
岩手大学卒業後、1995年から2002年までアーサーアンダーセンでコンサルティング業務を担当。2009年には日本IBMで理事に就任。2014年には米国セールスフォース・ドットコム日本法人の執行役員に就任。2015年にはNEC執行役員、コーポレートマーケティング本部、2017年にはCOMに就任。
日本IBMに転職するには
日本IBMは世界の最先端のテクノロジーや専門知識を駆使し、クライアントの課題解決と変革の支援に取り組み、クライアントの成功に尽力をつくしています。よりクライアントに寄り添うため、日本IBMは「be essential-最も必要とされる存在」を目指しています。
またクライアントの課題を正確に理解し、解決するためにどういったことをするべきなのか。解決するためにIBMの技術をどのように活用するべきか、考え抜き課題を特定し、解決策を考え出せる能力が求められています。
そのため日本IBMに転職するには常にクライアントのことを思い、最適な解決策を提案する貢献心やあらゆる課題において最善の選択ができ、課題を楽しんで解決できる力が必要になります。
日本IBMのまとめ
いかがでしたでしょうか。日本IBMはあらゆる業界で活躍している企業として信頼されています。
年収1,000万円の壁も悠々と超えることができるので、高収入間違いなし。日本IBMに転職したい場合は、まずは転職エージェントに問い合わせてみましょう。
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大切なことはまずは行動をしてみることであるため、自分にあったサービスを探してみてください。
文:Agenda編集部