ラボラトリーを置いているコンサルティングファーム一覧

ラボラトリーを置いているコンサルティングファーム一覧

コンサルティングファームには、より先進的で、質の高いコンサルティングサービスを提供するために、ラボラトリーを置いているコンサルティングファームがあります。

しかし、コンサルがラボラトリーを置いていることは、あまり知られていません。

そこで、今回は、ラボラトリーを置いているコンサルティングファームを紹介します。

ラボラトリーを置いているコンサルティングファームその1:アクセンチュア

アクセンチュアは、52カ国以上に50万人を超える社員を抱える世界最大級のコンサルティングファームです。

アクセンチュアは、「ストラテジー&コンサルティング」「インタラクティブ」「テクノロジー」「オペレーションズ」の4つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供しています。

アクセンチュアは、ナノ・ラボと呼ばれるラボラトリーを置いています。

ナノ・ラボは、世界中にあるラボと連携し、ビジネスに応用可能な近未来技術の研究を行っています。

ナノ・ラボのグローバルでの研究領域は、人工知能、サイバーセキュリティー、デジタル・エンタープライズ、デジタル・ワークフォース、ソフトウェア開発、システム/プラットフォーム、インダストリーX.0、拡張現実となっています。

日本のナノ・ラボにおいては、日本の大学や研究機関と協力し、ブロックチェーンやプライバシー保護データマイニング(PPDM)、AIとヒトが協働してアジリティのある開発を実現するChatOpsやChatOpsによる新たなビジネスプロセスなどを研究しています。

ラボラトリーを置いているコンサルティングファームその2:アーサー・D・リトル

アーサー・D・リトル(ADL)は、アメリカに設立された世界最初の経営コンサルティングファームとして、現在でも戦略系の代表的なコンサルとなっています。

ADLは、「”Sideーby ーSide”」、常に顧客とともにあることをコンサルティングコンセプトに、常にクライアント目線に立ったコンサルティングに定評があります。

ADLは、ADLモビリティラボと呼ばれるラボラトリーを置いています。

ベンチャー

ADL モビリティラボは、MaaSや自動運転を活用した新たなモビリティの社会実装の加速化をミッションとしています。

近年、MaaSの登場や自動運転技術の進化などにより、人々の暮らしや業界構造・ビジネスモデルなど、社会全体に影響を及ぼすほどの環境の変化が起こり、各企業が対応を求められています。

そのため、ADL モビリティラボでは、モビリティサービスのPoCや事業化に関するコンサルティングサービス提供のより一層の強化を行っています。

ラボラトリーを置いているコンサルティングファームその3:クニエ

クニエは、2009年にNTTデータグループのビジネスコンサルティングファームとして設立されました。

現在では国内に4カ所、アジアを中心に海外に8カ所、従業員数700名の少数精鋭のグローバルコンサルティングファームとなっています。

クニエは、デジタルラボと呼ばれるラボラトリーを置いています。

デジタルラボは、ITをはじめとしたテクノロジーやサイエンスを活用し、新しい価値を創出するデジタルビジネスを創造し、日本の社会・企業の発展に貢献することをミッションに設立されました。

デジタルラボは、NTTグループや大学、公的研究機関と連携し、ビジネスイノベーションに繋がるデジタルビジネス開発やデジタルテクノロジーの活用、デジタルスタジオによるサービスデザイン、デジタル人材育成・組織化に取り組んでいます。

ラボラトリーを置いているコンサルティングファームその4:デロイト トーマツ コンサルティング

デロイト トーマツ コンサルティング(以下DTC)は、BIG4の一員で、世界150カ国以上に26万人以上の社員を擁するデロイト トウシュ トーマツのグループメンバーで、日本のコンサル業界を担ってきた総合コンサルです。

DTCは、Frontier Tech Lab(フロンティア テック ラボ、以下FTL)と呼ばれるラボラトリーを置いています。

FTLは、デロイト トーマツ グループの各ビジネスのテクノロジー領域でのソリューション開発・展開の一掃の加速と、サービス品質向上、セキュリティ対応の高度化などに向けた様々な取り組みへの支援体制を強化することを目的に設立されました。

FTLでは、設定した優先領域におけるテクノロジーの活用やデジタル化への投資、ソリューション開発・展開に貢献する先端技術の研究開発、グループ共通の基盤の構築、AI技術などの先端技術を活用したツールの開発、人材育成などに取り組んでいます。

ラボラトリーを置いているコンサルティングファームその5:PwCコンサルティング

PwCコンサルティングは、BIG4の一員で、世界157カ国、27万人以上の専門家を有するPwCグループのグローバルネットワークと連携したサービスを提供しています。

PwCコンサルティングでは、主にストラテジーコンサルティング、マネジメントコンサルティング、テクノロジーコンサルティング、リスクコンサルティングを提供しています。

PwCコンサルティングは、Future Design Labと呼ばれるラボラトリーを置いています。

個人コンサル

Future Design Labは、政府、教育、研究機関、民間企業に対する未来創造型のコンサルティングサービスを拡大するとともに、Future Design Lab自身がエコシステムの一部となり、社会の変革を加速することを目的に設立されました。

Future Design Labでは、未来の実現に向けた事業開発や技術開発の支援である「未来創造や実装支援」、エコシステムのデザインや運営を支援する「ムーンショットエコシステムデザイン」、創造し田未来の実現に向けて自走可能な組織開発や人材育成を支援する「未来創造型組織開発・人材育成」に取り組んでいます。

ラボラトリーを置いているコンサルティングファームその6:ボストン コンサルティング グループ

ボストン コンサルティング グループ(以下BCG)は、世界3大戦略コンサルティングファームの1つで、世界50カ国以上に1万8000人以上社員を抱えるトップコンサルとなっています。

BCGは、ストラテジー・ラボと呼ばれるラボラトリーを置いています。

ストラテジー・ラボは、ビジネス内外の最先端の考え方を捉え、開発し、応用することで、インパクトをもたらすビジネス・アイデアの研究のために設立されました。

ストラテジー・ラボは、大学、外部のコラボレーターやパートナーと協働し、ビジネスリーダーの戦略や競争優位性についての考え方に変化をもたらす、アイデアの特定や開発に取り組んでいます。

ラボラトリーを置いているコンサルティングファームその7:マッキンゼー・アンド・カンパニー

マッキンゼー・アンド・カンパニーは、世界3大戦略コンサルティングファームの1つで、世界最高峰のコンサルティングファームと呼ばれています。

マッキンゼーは、戦略コンサルティングに特化しており、様々な業界に対して、戦略策定から実行まで、一貫したサービスを提供しています。

マッキンゼーは、Mckinsey Digital Lab(MDL)と呼ばれるラボラトリーを置いています。

MDLは、システムの設計や開発を行い、ソリューションの構築に特化しています。

MDLでは、エクスペリエンスデザイン、プロダクトエンジニアリング、データエンジニアリング、変革、プラットフォームのアーキテクチャと変革、デジタルマーケティングオペレーションとテクノロジーに取り組んでいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、ラボラトリーを置いているコンサルティングファームについて紹介しました。

主に、ラボラトリーを置いているコンサルは、アクセンチュア、ADL、クニエ、DTC、PwCコンサルティング、BCG、マッキンゼーなどがありました。

各コンサルが、時代の変化に向け、対策を行うために、ラボラトリーを置いています。

そのため、ラボラトリーの求人も増えているので、転職の選択肢として、コンサルのラボラトリーを考えてみては、いかがでしょうか。

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文:Agenda編集部